■白髪のメカニズム



   人の髪は、そもそもは色はついていません。黒髪の人も
   金髪の人も赤や茶色の人も、髪が作り出された時には無色、
   つまり白っぽいような透明のような色をしています。
   作り上げられて成長していく段階で、遺伝などの要素に
   よって決まった髪の色がついていきます。

   白髪のメカニズムを理解するためには、毛髪の仕組みも
   理解しておく必要があります。毛髪は、毛乳頭と呼ばれる
   突起部分が根のような役割を果たします。ここに栄養素が
   送られ、毛母細胞という毛髪を作る組織に送られます。
   この毛母細胞は毛乳頭を覆うように存在しており、これが
   成長して髪の毛となるわけです。

   毛母細胞から生まれた髪は、細胞分裂して伸びていくに
   したがって、髪として姿を現わします。こうして伸びて
   いく途中で、色素細胞によって作り出されたメラニン色素
   を吸収します。この過程で髪は着色されるわけです。
   実際にやってみることをお勧めするわけではありませんが、
   髪を根っこから抜くと、根元は白っぽいのが分かります。

   白髪は、こうして通常は着色される過程が、何らかの形
   でなくなった時に発生します。色素細胞そのものの働きが
   弱くなってメラニン色素が作り出せなかったり、メラニン
   色素を浸透させる力が弱くなったりすることが原因です。
   白髪が生えてくる場合は、この段階の理由があると考え
   られるでしょう。時折、半分白髪で半分は黒髪の場合も
   あります。これはメラニン色素が途中で失われたという 
   ことで、原因はさらに別のものとなります。

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